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【慢性前立腺炎】射精後の睾丸痛と陰茎痛(解剖学的メカニズム)

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前回続き)射精時に途中でやめた場合、精液が逆流し睾丸や陰嚢に悪影響が出るという情報がネットで書かれており(睾丸摘出、膿)、この点も泌尿器科医に確認してきた。 排尿障害(尿路障害)がある患者の場合、途中でやめなくても、うまく排出しきれないことがあるので、気になっていた。

逆行性射精は解剖学的にいうと、膀胱のほうに戻ることをいうことで、巡行に対する逆行という意味で、通常は睾丸のほうには戻らない。 つまり、自分の意思で途中で辞めている状態なので、逆行性射精とは違う。

睾丸が精管とつながり、射精を途中でやめた場合にも、睾丸に戻ることはない。 途中まで出た精液は、通常、尿によって排出される。 よって、この患者の言っていることは基本的にありえないとのことだった。

射精に関連する病気に関しては、泌尿器科でもメカニズム的にもその瞬間を映像でとらえることは難しく、なかなか解明できない。

泌尿器科医であってもよくわからないようなので、性機能障害を専門としている泌尿器科医のほうが詳しそうだ。 (参考:医師(専門医)の説明が常に正しいとは限らない

処方薬

★セルニルトン錠
前立腺の炎症を抑えたり、前立腺肥大に伴う、尿の出にくい、尿の回数が多い、残尿感等の症状を改善する薬。 前立腺の炎症や肥大を抑制したり、膀胱を収縮させ、尿道の緊張を緩めて排尿を促す。

★レボフロキサンシン錠100㎎「あすか」
細菌による感染症を治療する抗菌薬。 細菌の遺伝子の合成を阻害して細菌の炎症を抑える。