病気の治療方法と手術体験談

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精索静脈瘤の低位結紮手術の体験談-6(手術9日後)

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精索静脈瘤の低位結紮手術の9日後の記録。 シャワー使用可能になり、身体が洗えて気持ちが良い。 手術後9日後にもなると、たまにズキズキ痛むことや、重く感じることがあるくらいで、普通に生活できるようになる。 切開口が痛痒さが続いているので、睡眠中に掻き毟ってしまう恐れがあるが、とりあえず絆創膏を貼ることで(掻き毟る)対処している。

検索エンジンから「精索静脈瘤」のキーワードで訪問してくれた方は、手術は受けたほうが良いのか、受けないほうが良いのか、悩んでいる方も多いと思う。 低位結紮の手術を受けた経験から個人的な感想を述べる。

精索静脈瘤があっても命に別状はないので、必ずしも手術をする必要がある病気ではないということ。 医師の判断の元、最終的な判断を下すのは自分自身であるということ。

手術を受けるメリットがある方は、
・陰嚢が痛い人
・不妊症(子供ができにくい人)
・陰嚢の血管が膨張している人
などが挙げられる。

陰嚢の痛みが原因で手術を検討している方は、要注意。 精索静脈瘤があるから痛いのか、その他の病気があるから痛いのかもチェックしなければならない。 例えば、前立腺炎や副睾丸炎など、陰嚢痛になる病気は多々ある。 一日中デスクワークをしている方は、特に前立腺炎になりやすいので、予め検査しておくと良い。 お尻に指を突っ込まれて前立腺の状態を確認される。 精索静脈瘤の手術は、手遅れということはないので、種々の診察した後でも問題はない。

不妊症が原因で手術を検討している方の場合は、手術はしたほうが良いと思う。 不妊症の原因は男性側であることも多く、女性側だけ検査するのではなく、男性側も検査はするべきと感じる。 男性側の検査自体は痛みもなく簡単なものであり、不妊専門の病院であれば、患者も同じ悩みの人ばかりなので恥ずかしさは少ない。

陰嚢の血管が膨張しているが痛みがない方は、静脈瘤が鬱血状態になっている。 痛みが無ければ、手術の必要はない。

手術を受ける時期に関しては、真夏と真冬はなるべく避けたほうが良い。 シャワーは1週間できないし、お風呂には2週間入れない。 (※注:コメントをいただきました。病院によっては、すぐシャワー可能な病院もあるようです。) 真夏は臭くなり、真冬は寒い。 受診日から予約までは、1~2か月ほど間が開くため、逆算して最初の初診をするのが良いと思う。

続き 精索静脈瘤の低位結紮手術の体験談-7(手術一ヶ月後)