病気の治療方法と手術体験談

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睡眠時無呼吸症候群の検査前の下調べ

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鼻呼吸ができないため2005年に手術を受け一旦は改善したものの、年月が経過するにつれ、アレルギー反応により鼻粘膜が膨張し気道が狭まり、口呼吸の状態に戻ってしまった。

仰向けに寝ると無呼吸になることを自覚しており、また、隣で寝ていて無呼吸状態になっていると度々指摘されているので、一度専門の病院で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査しようと思い、睡眠時無呼吸症候群の症状や費用などを調べることにした。

睡眠時無呼吸症候群の合併症

睡眠時無呼吸症候群は様々な合併症を引き起こすため放っておくと、高血圧、糖尿病、心疾患(心筋梗塞等)、高脂血症、高尿酸血症、EDなどになりやすいと言われている。

無呼吸は軽視されがちだが、無呼吸の状態はかなり心臓に負担がかかるようで、心疾患による死亡率が急激に高くなる。 心臓周辺部が痛むのは、睡眠時無呼吸症候群が原因かもしれない。 循環器内科などで精密検査を受けても原因が特定できずにいるので、検査をしてみる価値はありそうだ。

睡眠時無呼吸症候群の治療法

治療法は、症状によってわけられる

などが現在行われているメジャーな治療法である。

CPAPのメリット

CPAPのメリットは、もっとも安全かつ、効果が見込めると方法。 マスクの形状も複数あり、鼻に装着するタイプ、口に装着するタイプ、フルフェイスタイプなどが存在する。 私の場合は、鼻の手術を行ってもアレルギー自体が強く、まともに鼻呼吸できないため、フルフェイスタイプが望ましい。

CPAPのデメリット

デメリットは、CPAP治療機器をレンタルし、毎月通院しなくてはならない点。 毎月自己負担額は5,000円程度とのことだった。 治療機器自体を購入する手段もあるようだ。 医師から診断書を貰い、海外から個人輸入したり、代行業者に頼むという手段もあるようだ。

まずは電話で治療の相談

虎の門病院睡眠呼吸センター(睡眠呼吸器科)
予約~検査までの日数約2ヶ月。 PSG検査費用1回、1泊2日の検査で約43,000円、2泊3日の検査で56,000円。 紹介状を持っていない場合は初診時選定療養費として別途5,000円(消費税別)がかかる。

新宿睡眠メディカルクリニック
予約~検査までの日数約1ヶ月弱。 PSG検査費用1回、約3万2千円。 睡眠専門の施設はやはり人気があるので、予約までの期間が長い。

鼻のクリニック東京
CPAP機器のレンタルは行っていない。 本院の耳鼻咽喉科サージセンター浜松であればCPAP機器のレンタルも可能。 睡眠専門クリニックの方が総合的に良いのではないかと提案があった。

日本医科大学付属病院(千駄木)
睡眠時無呼吸症候群の治療は、日医大の連携施設である市ヶ谷の呼吸ケアクリニックで行っており、日本医科大学付属病院(千駄木)では行っていない。

江東病院
最初に診断のための簡易検査を行い(費用不明)、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあれば、ポリソムノグラフィー(PSG)検査をする。 PSG検査費用は1泊につき4万円弱。 それを2回行うため、トータルでは10万円前後かかる見込み。 CPAP機器の個人輸入について伺うと、帝人ファーマの担当者に聞いてみないとわからないとのこと。

駒ヶ嶺医院睡眠呼吸センター新宿
診察や検査までの日数は割と短く1週間以内に予約が取れる。 CPAP機器のレンタルを途中でやめる際は、医師の診断が必要(医師と相談)。 レンタル期間中は、基本的に毎月診察に行かなくてはならないが、どうしても行けない場合は、支払は2ヶ月分まとめて支払うことも可能。 診察のために毎月行くのではなく、レンタル料を払いに行くための通院となりそう。 CPAP機器を個人輸入するための処方箋は(薬監が通らないなどのトラブルがあるため)書いていないとのこと。

まつおクリニック
予約~検査までの日数無し。 PSG検査をしなくても、簡易検査だけでCPAP機器の貸し出しを行っている。 検査費用は約4,000円。

船堀橋クリニック
予約~検査までの日数無し。 PSG検査をしなくても、簡易検査だけでCPAP機器の貸し出しを行っている。 検査費用は約5,000円。 紹介状も診断書も書くとのこと。

最近は、睡眠専門クリニックも多数あるようで、睡眠時無呼吸症候群に特化している病院の方がスムーズに検査が行うことができ、値段も安いことが多いようだ。 医療行為自体は、保険が効くため、どの病院でも同じ値段だが、一泊するとベット代金がかかる。 ベット代金は病院ごとに違い保険がきかないため、トータルコストではかなり金額が変わってくる。

※病院名あり

個人輸入する際に薬監に必要な書類

輸入代行業者に問い合わせ。
質問)CPAP機器を輸入する際に、税関で処方箋が必要な件について。

回答)診断書・処方箋・在宅持続陽圧呼吸療法指示書・在宅持続陽圧呼吸法使用同意書・在宅持続陽圧呼吸療法実施確認書・CPAP使用同意書など何でもよい。 精密検査後に診断書・処方箋を貰う。 レンタル開始する前に、買ってしまったと言えばよい。 2回目の精密検査はレンタル時の圧力データ。

参考に読んだ書籍

「意外とこわい睡眠時無呼吸症候群」成井浩司医師
「睡眠時無呼吸症候群がわかる本潜在患者300万人!!」成井浩司医師

の2冊を読んだ。 どちらも、虎の門病院の呼吸器科医長、睡眠センターセンター長の成井浩司医師が書いた書籍。 一度読んでおくと、やり取りがスムーズになると思う。

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