病気の治療方法と手術体験談

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【舌痛症】痛みが引かないので自分で歯を削った

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N大学病院(精神神経科)で処方されていたレクサプロ錠を飲み続けていたが、物理的に歯が当たっているものを、抗精神剤などで痛みを抑えることは不可能なような気がしている。 口内炎が繰り返す(出血)ということは、歯が当たり続けているということ。 このままでは痛みが引かないばかりか、薬漬けで進展がないため、自分で削ってみた。

現代医学では、歯を削ることはタブー扱いである。 理由は、削ったところから、虫歯になりやすいとされている。 違う見解の歯科医もいて、削ったところが虫歯になると治しにくいという見方の医師もいた。 (参考:【舌痛症】T大学病院(矯正歯科)で今後の相談をした) どちらにせよ、自己責任で行うことになる。

削ることに対しては、散々否定され続けてきたので、自分でも実際削るまでは悩んだ。 2週間くらい自分で削るべきか、やめるべきか、悩み続けた。 自己責任なんだから何でもありだ。 失敗したら、最悪歯は抜いてしまえばいい。 それより薬の副作用が酷すぎて我慢ならない。 仕事ができなければ生活が成り立たない。

これ以上長引かせても肉体的にも精神的にも良いことが無い(仕事もまともにできない)ため、金属棒のヤスリでガリガリと削ることにした。 結果からいうと、8割成功、2割微妙といったところ。

8割の成功は、歯が多少丸まったので、舌への当たりが緩和された。 私が半年にわたり何十人もの歯科医にお願いしてきたが、削っていただけなかった。 しかし、実際に自分で削ってみて、多少なりとも当たりが緩和されれば、血が出にくくなる。 だからといって、決して他人に薦めることはできない

他人から見た、歯の形状と、自分の舌で知覚している歯の形状は全く違う。 微細な感覚は、見た目や手触りではわからない。 舌はちょっとした歯のでっぱりや歯の欠けも認識できるが、指でなぞってもイマイチわからない。 空間認識能力が舌にはあり、歯の隙間、ギザギザ違いがはっきりわかる。 見た目ではほとんど同じようにしか見えない。 だから「見た感じは正常」となる。

2割の失敗というのは、専用の機械がないと素人ではうまく削れないということ。 専用の研磨機などがあれば、ツルツルにできるのだろうが、いかんせん3本100円で100円均一ショップで売っている、たまたま家にあった精密ヤスリのため、歯がツルツルしないで、目に見えない小さい傷になっていると思われる。 そのため、ザラザラした歯だ。 これはいずれ歯医者でクリーニングする際に、重点的に磨いてもらえばツルツルするのではないかと思う。 (後日談:歯科で磨いてもらった)

歯の内側(舌側)への傾きが大きい為、もう少し削らないと傷ができにくくならないようだ。 しかし、これ以上削ると、神経が露出して知覚過敏になってしまうかもしれない。 素人では、どこまで削っても大丈夫なのか判断できないので、ここらへんで留めることにする。

重要なことなのでもう一度。 自己責任で削ったわけで、真似されると危険なので、自分の判断で削らないように。 削るなら歯科または口腔外科で。

(後日談:歯を削らなくても、時間がかかりますが治りますので削らないほうが良いです。薬漬けで脳がやられているようです。即治したいという気持ちが強すぎた結果です。歯を削らなくても治ります。薬を飲まなくても治ります。

続き 【舌痛症】自分で削った歯をN歯科医院で研磨していただいた