病気の治療方法と手術体験談

トップページ泌尿器科

伯父(母の兄)が腎臓がんで入院した

投稿日:

伯父(母の兄)70歳が腎臓がんで入院した。 血尿が出たため、病院で検査を受診したところ癌であることが判明。 (男性の血尿シグナルはこれがあるから怖い。私の場合は、血尿が出たが癌ではなかったから良かった。)

医師から、本人・家族・親族の前でいきなり癌の告知をされた。 今はそういうシステムなのかと、ホームページを確認してみると、「当院では、原則として患者にがんの告知をしています」と記載してあった。

癌は隠しても薄々気づくわけだし、現代の医療技術であれば末期がんを除けば、すぐに治療できるため、個人的にはどんどん告知したほうが治療しやすい気もするので賛成である。

膀胱鏡検査で組織および細胞検体の採取をした時に、あまりの痛みで、歯を食いしばったら、前歯が2本折れてしまったとのこと。 (そのほうが痛そうだが…) PSA検査は痛いという噂はよく耳にする。

痛すぎる理由に、この春医大を卒業し入ったばかりの不慣れな新人が担当したこともあるのだろう。 痛い検査を慣れてない人がやると考えただけでも恐ろしい。 私が通院していた時の医師は別の病院に行ってしまったようだ。

そして、検査結果は腎臓がん。 転移はしていないものの、腎臓内で大きくなっているため腎臓全摘出が必要。 手術まで医師の空きがないため、1ヶ月待ちとのこと。

その間に、大きくなったがんの進行を食い止めるため、がんの部分を縮小させる予定で、同意書の提出を求められた。 ただ、腎臓の場合は転移が早いため、遅れると肺転移などの危険があるため、手術までの1ヶ月間は入院して抗ガン治療や点滴を行う。

親族会議が行われ、私が通っていた病院で周囲の評判も好ましくないことや、腎臓がんの手術実績が去年1件のみだったため、実績がある病院を薦めた。 別の病院で手術するとなると、再度検査をしなくてはならない。

腎臓がんの手術実績件数を上位からソートして、プリントアウトして渡してみたものの、歯が2本折れてしまうほどの痛みの検査で、再度検査するというのは恐怖心が大きく無理ではなかろうか。

腎臓がんの手術実績件数

腎臓がんの手術実績件数

その娘(従姉弟にあたる、50歳位)はクローン病で闘病中という。 これまた同じ病院の泌尿器科。 クローン病の検査は痛みを伴うため、転院するのをずっと拒んでいる。 手術自体は全身麻酔下で行われるため痛くないが、検査の患者負担が大きいのはつらい。

後日談:がん研究会有明病院に転院→検査で済生会中央病院→再度がん研究会有明病院で手術し、無事にがんが治った。 その後は、70歳過ぎても働きまわっている。 ※病院名あり