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向谷匡史「ヤクザ式ビジネスのかけひきで絶対に負けない技術」を読んだ

「ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術」を読んだ。

※市場原理主義が支配する弱肉強食の現代は、“勝つためには何でもあり”のヤクザ界に近づいている。 不況が続くビジネス界を生き抜くための手っ取り早い方法は、ヤクザの交渉術を学び、駆使することである。 自分に有利な結果を導くための交渉術が書かれている。

向谷匡史「ヤクザ式ビジネスのかけひきで絶対に負けない技術」

ビジネスの駆け引きに学ぶべき点がいくつかあり、常に自分に有利な状況を戦略的に考え演出させることが重要。 読みやすく最初は面白いのだが、ワンパターンで段々飽きてくる。 何でもかんでもヤクザに結び付けようとするのは無理があるのだ。 ヤクザの良い部分だけをビジネスに生かそうとするあまり、ヤクザの世界観が美化され過ぎている。

ヤクザ=失敗は許されない世界の人間であり、相応の取引をしている人しか読む価値はないかもしれない。 逆に、単純作業の繰り返し業務しかしない人には全く無意味で、この手の駆け引き本は、相手も同じ本を読んでいたらどうにもならない。

我々は、世の中のヤクザをほとんど目にする機会がない。 居ても気づかない。 モロにヤクザ風なのはヤクザになりきれてないチンピラだ。 チンピラからは学ぶべきことはない。

ヤクザ映画観る時用の用語