病気の治療方法と手術体験談

トップページ肛門科

「仙骨部付近のしこりと膿皮症の切除」手術と入院の記録

投稿日:
更新日:

前回大腸・肛門外科で予約をしていた「仙骨部付近のしこりと膿皮症の切除」手術と入院の記録。 2024年3月30日(土)~4月1日(月)まで。

膿皮症切除手術と入院の大まかな流れ

3月30日(土)
08時30分~受付
09時00分~診察手術同意
12時30分~入院
13時00分~点滴開始
15時30分~手術開始
21時00分~薬服用・消灯

3月31日(日)
07時00分~検温・血圧
7時30分~朝食
11時00分~点滴終了
11時30分~シャワー・塗り薬
12時00分~昼食・薬服用
18時00分~夕食・薬服用
20時30分~塗り薬
21時00分~消灯

4月1日(月)
07時00分~検温・血圧
07時30分~回診
07時40分~朝食・薬服用
10時00分~退院手続き(会計)

【手術・入院記録】3月30日(土)

★入院診療計画書

入院診療計画書

8時30分、執刀医による手術の説明を受け、同意書の記入。
病名:膿皮症
症状:仙骨部付近のしこり
治療計画:手術治療
手術内容:膿皮切除術
その後、入院時間まで3時間程空いていたので、一旦帰宅。

★膿皮症に関する説明・同意書

膿皮症に関する説明・同意書

膿皮症に関する説明・同意書

手術の名称:膿皮根治術
病名:膿皮症
麻酔法:脊髄クモ膜下麻酔治療
手術の目的:膿皮の治療のため、手術が最適な方法です。

手術後の合併症:
・術後出血~21日間
・疼痛(痛み止めを随時使用)
・細菌感染
・薬剤アレルギー
・再発の可能性
・その他

★麻酔に関する説明・同意書

麻酔に関する説明・同意書

麻酔に関する説明・同意書

脊髄麻酔(腰椎麻酔)の合併症などが起こりうる可能性の説明。

★痔核・裂肛用(入院セットA)=ネットパンツ+紙おむつ+Zパッド

痔核・裂肛用(入院セットA)=ネットパンツ+紙おむつ+Zパッド

薬局で指定されていたおむつ(入院セットA)3,500円を購入。 ネットパンツ5枚、紙おむつ1枚、Zパッド3袋(120枚)のセット価格。 Zパッドは120枚入りだが、入院中は2枚しか使用しなかった。 退院後も、血が出ているので患部に塗り薬を塗って使用する。

★入院保証金預り証

入院保証金預り証

12時頃入院受付、入院保証金として5万円を支払った。 クレジットカードで5万円支払い、退院時に入院保証金預り証と引き換えに5万円現金で返却された。

★特別療養環境室(差額ベッド)入室申込書

特別療養環境室(差額ベッド)入室申込書

入院ベッドは4人部屋で一番安いタイプ。
個室は1泊:22,000円
2人室は1泊:6,900円
4人室は1泊:5,200円
個室か4人室の案内だけで、2人室の案内は無かった。 個室は高すぎるので当然4人部屋に…。

★点滴(ラクテック注 500ml)

点滴(ラクテック注 500ml)

点滴(ソルデム3A輸液 500ml)

13時頃点滴開始。 点滴直後から吐き気が出てきて苦しくなったので、横になったら(足を上げて頭を下げる)落ち着いた。
・ソルデム3A輸液 500ml
・ラクテック注 500ml
・セフメタゾールNa静注用1g「NP」
・生食注キット「フソー」 100ml
・ラクテック注 500ml
・ヘパリンNaロック100U/mlシリンジオーツカ5ml 500U

★手術記録

手術記録

15時30分手術開始。 脊髄クモ膜下麻酔(腰椎麻酔)の前に、局所麻酔を3本。 ちくっとする程度の痛み。 脊髄クモ膜下麻酔(腰椎麻酔)はズドンと衝撃が来る痛みだったが一瞬なので耐えられる。 手術自体は麻酔が効いているので完全無痛。 4cm大の膿皮を電気メスで切除。 あっという間に終了。 相変わらず手術は緊張した。 病理提出。

初日は点滴をしているため、食事なし。 4名1室の同室の患者が88歳と90歳の高齢者がいて、奇声を発したり、テレビにイヤホンをせずに大音量にしたり、終始騒いでいて煩くて全く眠れなかった。 1番つらかったのは他の患者がうるさすぎてノイローゼになりそうなこと。 2番目は点滴しっぱなしなので、動かすと痺れたり痛いこと。 3番目は腰椎麻酔。 他は特に問題ないレベル。

【手術・入院記録】3月31日(日)

昨日から点滴をしたままなので朝食は無し。 回診は異常なし。 11時に点滴が終了し、シャワーを浴びることができた。

★アズノール軟膏0.033% 20g

アズノール軟膏0.033% 20g

手術後の患部の塗り薬。
炎症性皮膚疾患治療剤=アズノール軟膏0.033% 20g。
効能効果:湿疹ややけどのただれを治療する塗り薬です。
シャワー後に、患部に塗り薬を塗ったが、肛門の横に穴がぽっかりと開いて縫合していないので、これはなかなか治りそうもない。 少し染みた。

12時昼食と痛み止めの薬を服用。 18時夕食と痛み止めの薬を服用。 20時30分患部に塗り薬。 だんだん痛みが出てきた。

★Hospital Pay Wi-Fi

Hospital Pay Wi-Fi

テレビを見る以外やることもなく、病院なのでモバイル回線(インターネット)の電波が弱いため、病院専用のWi-Fiを契約した。 こちらは電波状態は良いが、それほど早くもなく、かといって通常利用には問題なし。 Youtubeを見ただけ。

21時消灯。 やはり今日も周りが煩くて眠れない。

★病院食:昼食

病院食:昼食

病院食は想像通りというか、想像以上に味がしない。 塩っけゼロ。 ほぼお湯。

★病院食:夕食

病院食:夕食

ほぼお湯パート2。 じいさん軍団は「うーんまずい」

【手術・入院記録】4月1日(月)

朝の回診異常なし。 浸出液はしばらくの間出るとのこと。

★病院食:朝食

病院食:朝食

7時40分朝食・痛み止め薬を服用。 最後におかゆ以外のご飯が出た。 やわらかかったけど。 ほぼ修行僧。

10時退院手続き。 次回は4月3日(水)8時30分診察。

★お薬の説明書

お薬の説明書

お薬の説明書

お薬の説明書

お薬の説明書

お薬の説明書

ロキソプロフェンNa錠60mg「OHA」【ロキソニン】
効能効果:痛み、炎症、発熱の原因物質ができるのを抑えて、痛みや炎症をやわらげ、熱を下げるお薬です。 用法:1日3回、毎食後

レバミピド錠100mg「オーツカ」【ムコスタ】
効能効果:胃粘膜の血流を良くしたり胃の粘液を増やすことで粘膜を保護、修復するので、胃潰瘍、胃炎の症状を改善します。 用法:1日3回、毎食後

ジクロフェナクNa錠25mg「サワイ」
効能効果:痛み、炎症、発熱の原因物質ができるのを抑えて、痛みや炎症をやわらげ、熱を下げるお薬です。 用法:疼痛時

アズノール軟膏0.033% 20g
効能効果:湿疹ややけどのただれを治療する塗り薬です。
用法:1日2回塗布

★診療費請求書

診療費請求書

診療費請求書

★診療明細書

診療明細書

診療明細書

★診療費領収書

診療費領収書

診療費領収書

★3/30~3/31日分
医学管理料…325点
手術…3,823点
麻酔…901点
病理…640点
入院料等…158点
DPC…8,356点
合計…14,203点
合計142,030円、3割負担で42,610円
食事療養1,330円、負担額920円
自費10,400円(室料差額) 合計53,930円

★4/1日分
医学管理料…415点
投薬…43点
DPC…4,187点
合計…5,187点
合計51,870円、3割負担で15,560円
食事療養690円、負担額460円
自費180円(おむつ) 合計16,200円

★3/30~4/1日分合計
53,930円+16,200円=70,130円
他:おむつセット3,500円
病院内Wi-Fi代(Hospital Pay Wi-Fi):250円
交通費タクシー代:1,400円
総合計:75,280円

★膿皮症切除手術後

膿皮症切除手術後

電気メスで切除。 直径4㎝×深さは1cm位。 尻の穴(肛門)は写真には映っていないが、もう少し下あたり。 結構大きく切除した。 縫合無し。 細菌感染で再発しないようにしなけばならないのに、こんなに穴あきっぱなしで良いのだろうか。