病気の治療方法と手術体験談

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中耳炎と耳管狭窄症の検査のため脳神経外科で音楽を聴きながらMRIを撮影した

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近所に新しく開院した、Kクリニック(脳神経外科)を受診した。 耳の周辺や後頭部の痛み、眩暈などで耳鼻咽喉科を回ったが原因を突き止められず、脳に異常が起こっていないか確認するため、脳神経外科を勧められた。 脳外科の病気は早ければ早いほど治療の効果は高いと言われている。

診察の結果、脳のMRIを撮ることを勧められた。 この病院では、最新式オランダフィリップス社製の3.0T MRIを採用している。 見た瞬間に大きな(立派な)MRIだと感じた。 従来の1.5T MRIより細部まで見ることができ、検査時間も短時間で済むようだ。

放射線技師は物腰が柔らかい方で、とても丁寧な印象を受けた。 医師は、言葉を慎重に選ぶ人だった。 そして痛みを何とかしてあげたいという姿勢は好印象。 脳神経領域では、精神的な影響を受ける側面もあるため、精神科や心療内科と同様に丁寧な方針をとっているのだろう。

MRIが発する騒音対策に音楽を流す

MRIはどの医療機関に設置されているものも、非常に大きな音を発生するので耳が痛くなる。 この病院は、音楽を聴きながらMRIを撮ることができるのだ。

音楽の音量も大きいが、MRIの音は更に大きく、結局耳が痛くなった。 それでも耳栓の時よりは気が紛れる分マシである。 MRIの動作音が大きいのは予測の範囲内なので仕方がない。 耳栓の選択肢もあったが、音楽を聴きながらMRIを受けるのは初体験だったので興味があった。 (普段は耳栓)

MRIの検査結果では、異常は特に見当たらなかった。 三叉神経にも異常はなかった。 頸動脈静脈(鼻の奥の神経)左右の大きさが少し違うので、鼻に水圧をかけて洗浄したときに異常が発生したのかもしれないとのこと。 てんかん用、三叉神経痛、顔面神経痛に効く薬を処方していただいた。

脳と耳の分野は解明が難しいので、画像診断を頼りにするしかない。 よって、画像に現れない(目に見えない部分は)治療が難しい。

結局、痛みの発生源は、耳鼻咽喉科、脳神経外科ではわからなかった。 わからなかったのが残念でもあり、脳に異常が認められず少々ホッとしている。

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