病気の治療方法と手術体験談

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医者と患者の鎮痛剤(痛み止め薬)の認識の違い

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患者は、痛め止めを服用すると、痛みの大部分が消失すれば成功と思っている。

医師は、痛め止めを服用すると、痛みが5割減で大成功と思っている。

果たして痛みが5割減るということはどういうことなのだろうか? 「2倍痛いんです!」とか、「痛みが半分になりました」とか、計測器具がないので実は適当なことを言っているに過ぎない。

痛みは本人にしかわからないので、痛みの絶対値を医者に伝えることはできないが、鎮痛剤服用後の、相対的に和らいだかどうかは伝えることができる。 服用前後の相対的な痛みで、痛みの減少が得られない場合は、副作用も考慮し鎮痛薬を処方しないケースも出てくる。

要は、医師からすれば現状より痛みが緩和すれば成功なのだ。

患者側が痛みが我慢できる範囲内、納得できる範囲内に治まってくれれば大成功といえる。

痛み止めも種類が沢山あって、効く薬もあれば効かない薬もあり、個人差が大きい。 鎮痛剤は根本的な病気の治療にはならないが、鎮静作用や抗炎症作用により、飲まない時よりも早く症状が緩和することが多い。