病気の治療方法と手術体験談

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鼻に血管腫(汗管腫?)ができたため液体窒素で治療した

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まず、タイトルに血管腫(汗管腫?)としているが、医師(皮膚科医)によって、この腫瘍が血管腫なのか汗管腫なのか診断が割れたため、2つとも記載することにした。 どちらが正しいのかは不明だが、どちらであっても治療法は同じようだ。

鼻の外側の皮膚から血が吹き出る

鼻に血管腫は、20年くらい前からあるが、最近、目に見えて大きくなってきた。 見た目はニキビの吹き出物のような感じだが、少し擦れるだけで血が噴き出して止まらなくなる。

元々は、鼻の角栓を押しつぶして出していたのを日々続けていたため、その部分がクレーターになった。 20年後位に、菌が入って膨らんでしまった。

早速皮膚科に相談、液体窒素治療開始

まずは何度か皮膚科に通院して液体窒素で治療する。 それでも治らなかったら切除することになる。

とりあえず、初回の液体窒素治療を行った。 イボをとる際、液体窒素治療をすると痛いのに、鼻の血管腫治療は痛くなかった。 液体窒素治療は、痛ければ痛いほど効果が高く、痛くない場合は効果は低い。 今回は後者だ。

液体窒素の治療前にデジカメで写真撮影して比較してみたが、治療後も見た目には変化なし。 切除する場合は、鼻に麻酔注射する時が痛いとのこと。 夏に切除すると化膿するだろうし、切り取った後も暑くてヒリヒリしそうな気がする。

背中にも血管腫がある。 背中は人に見られる機会もあまりないので放置しているが、鼻のてっぺんに血管腫があると気になる。 鼻をかむ時にティッシュが擦れるだけで血が出てくるし、顔を洗ってタオルで拭くだけでタオルが血だらけになる。 血管の塊だから血が噴き出ると止まりにくい。

処方薬

耳の治療に塗り薬、アレルギー用にエルピナン錠10mgをもらった。 色素沈着にも効果がありそうだ。

エルピナン錠10mg

血管腫の説明

血管腫は血管が異常増殖したもので、皮膚の中や体のその他の場所に生じ、赤色や紫色のかたまりに見える。

表在性血管腫(イチゴ状血管腫、サクランボ色血管腫)は、最も多くみられる血管の増殖性変化で、皮膚の表面か皮膚表面付近にできる。 盛り上がって赤い、不規則な形をした増殖物や母斑で、大きさは小さいこぶ程度から、直径が約8~10センチメートル程度のゆがんだ形の腫れもののようなものまで存在する。 胴体にできることが多く、数は数個から数十個までさまざま。 この血管腫は無害。 もし気になる場合は電気針やレーザーで切除可能。

深部血管腫(海綿状血管腫)は、皮膚の内部やさらに深いところにできる。 これができると皮膚は隆起し、紫色に変色する。 できた部分がかなり深い場合は筋肉のような色にもなる。 この血管腫の多くは直径約6ミリメートルから5センチメートル程度の大きさになるが、これより大きくなる場合もある。 半数以上は頭と首にできる。 肝臓などの内臓にできることもある。

表在性血管腫、深部血管腫ともに痛みはないが、潰瘍化して出血し、なかなか止血できないことがある。 血管腫が眼の周囲にできると大きくなって視界をふさぐことがあり、治療をしないと永続的な視力喪失につながる。 血管腫は鼻やのどをふさぐこともあり、その場合は呼吸が妨げられる。

血管腫は自然に消えることが多いので、医師が最初に診察したときに、急成長したり、視力や呼吸を妨げたり、潰瘍化していたり、美容的に問題がある場合以外は、治療しない。 顔面にできた血管腫が5~6歳までに消えなかった場合は治療する。

治療が必要な場合は、小さな表在性血管腫にはステロイド薬を注射する。 効き目がない場合は手術で切除します。血管腫が急成長、あるいは大きく、潰瘍化しているなどの場合はステロイド薬を内服する。年長の小児で、血管腫が縮んできている場合は、レーザー治療や手術で皮膚の外見を改善できることがある。

精索静脈瘤、不整脈、今度は血管腫か。 血管の病気だらけで困ったものだ。

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