病気の治療方法と手術体験談

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【舌痛症】いただいたご質問やコメントに対するお返事(とおりすがりさん)

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○大学・△教授の治療は、非常に恐ろしく、残酷なものであることを身をもって体験致しました。

舌痛症で教授のもとを訪問。 抗うつ剤及び抗不安薬(ベンゾジアゼピン系薬剤)を「安全だから」と説明され、7年間も服用しました。 確かに多少の効果はあったのかもしれませんが、痛みが完全に消えることがなかったため、7年間の服用となりました。 同氏からこれらの薬剤の副作用(離脱症状)や止め方の説明は一切ありませんでした。

あるとき、7年間の服用がいいものなのか疑問になり、服用を中止したところ、離脱症状(うつ、不眠、筋肉のこわばり、腹痛、めまい等)が発現、それにより、働けなくなって休職が続き、会社をクビになりました。 そして、 それが原因で離婚致しました。 その症状は、中止から2年経った現在も続いております。 みじめです。

追伸:その他、7年間も服用した抗うつ剤及び抗不安薬による副作用と思われる身体の変化(嚢腫、心電図異常)もありました。 心電図異常は薬剤中止ととも消えましたが、嚢腫は現在も残ったままです。

2017-01-27│14:25│とおりすがり


Re: ○大学・△教授の治療は、非常に恐ろしく、残酷なものであることを身をもって体験致しました。

とおりすがりさん、初めまして。 貴重な体験談ありがとうございます。 合計9年以上も苦しむというのは想像を絶するものかと思います。 もし、薬に頼る治療を続けていたら、私も同じ状況に陥っていたと思います。

舌痛症の治療ができる人間(医師)の絶対数が少ないので、患者の立場としては、そこには希望があり、藁にも縋る思いで頼ることになります。 私が受診した時期(2014年)においては、どの病院も「治療」というよりも、「研究」途上段階のように見受けられました。 治療内容はただ、抗うつ薬などで対応するだけですから、精神科で治療しても同じことです。

同じ治療内容であれば、保険が効く分、精神科の方が安上がりでした。 精神科での病名は、「身体表現性障害」(=舌痛症)ということで、舌への痛みを無くしたいのであれば、麻酔を打つか、精神科などで抗うつ剤や抗不安薬を服用する方法以外無いということでした。 渋々薬を飲み始めるも、舌痛症より苦しい症状が襲い掛かってきました。

20年位前にも抗うつ薬の服用経験があり、その経験則から、これでは人間としての正常な行動ができなくなると思い、途中で自分なりに方針を変えたのが功を奏したのか、舌痛症は無くなりました。 ありとあらゆる歯科を訪れ、歯科医やスタッフ達に白い目で見られながら、何度も何度も歯を削るお願いをしましたが、何十人もの歯科医にすべて拒否されました。 誰もやってくれないなら仕方がないと、自己責任で自分で歯を丸めてみました。

上手くできるわけもなく、途中の段階で再度歯科医に整えてもらいました。 自分で歯を削るなんてと呆れられましたが、自分の身体のことですから、自己責任でいろいろ試してみようと思ったのです。 何故かといえば、薬の副作用による辛さのほうが大きかったからです。 薬を飲んだり辞めたり、増量したり減量したり、もう体調のコントロールだけで生きているのが精一杯です。 こんな状況では益々舌に意識が向いてしまいます。

(薬の治療を考えている方へ)
薬の影響に関しては、飲み始めと辞め時が非常に辛く、舌痛症どころではない辛さがあります。 舌痛症が耐えられる程度であれば、安易に薬に手を出すべきでないと思っています。 もっとも薬の副作用が殆ど無い人も存在するようなので、一概には言えませんが。 我慢できる痛みであれば、薬などに手を出さず、2年位は耐えるほうが良いと思っています。 薬に手を出すと、薬が無いと生きていくことすら辛い身体になってしまい、逆に治療期間が延びてしまうからです。 とおりすがりさんの経験則のように、人間関係まで破壊され、他の病気にも罹ることは度々聞きますので、どうか慎重に検討していただきたいと思います。

追伸の件)副作用での新たな病気が発症している点については、因果関係の証明が難しく、医師が認めるかどうか微妙なところですね。 認めてくれない場合は余計悔しいですし、認めたからといって症状が良くなるわけでもないのですが、今も残る後遺症状が改善することを、お祈りしております。

2017-01-27│18:44│管理者